こんにちは。

梅雨らしい日々が続いていますね。

今回は歯周病についてのお話しをさせて頂きます。

日本人の歯を失う原因のトップは歯周病であり、ギネスブックにも『人類史上もっとも患者の多い病気』とされています。

虫歯の場合はしみる、痛いなどの自覚症状が出やすいのですが、歯周病は自覚症状が出にくく、ゆっくり進行するため「静かなる病気(サイレント・ディジーズ)」とも呼ばれています。

歯周病が進行すると、歯を支えている土台の骨が溶けて最終的に歯が抜けてしまいます。

その時点でその歯に隣在する歯の骨にも炎症が波及します。

つまり歯周病で歯を失うと一本では済まなくなることが少なくありません。

また歯周病は、大切な歯を失ってしまうだけでなく、様々な全身疾患(心臓病・誤嚥性肺炎・糖尿病・認知症・早産・低体重児出産など）とも深い関わりがあることがわかってきました。

歯周病菌が肺や血液を通じて全身をめぐり、様々なトラブルを引き起こすことがあるのです。病気の原因を探していたら、なんとそれが歯周病だった・・というケースも少なくありません。

歯周病は早期発見と早期治療で進行を喰い止めることができる病気です。

定期的な検診と、歯茎からの出血や口臭など、少しでも気になることがあれば早目の受診をお勧めします。

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